【開催レポート】いいたて雪っ娘『大完熟祭』@赤坂Tregionは、雪っ娘が繋ぐ縁の強さを再確認できたイベントでした!

イベントレポート

いいたて雪っ娘『大完熟祭』-01

2018年1月27日、強烈な寒波が首都圏を包み込む中、赤坂見附の一角だけは降り積もった雪をも溶かす熱気に包まれていました。

この日開催されたのは、収穫から数ヶ月が経過して完熟・食べ頃のピークを迎えた、いいたて雪っ娘の美味しさを多くの方に体験してもらうイベント・いいたて雪っ娘『大完熟祭』。

いいたて雪っ娘『大完熟祭』-01

会場となったのは、東北の新鮮な食材を使った浜焼きバル・赤坂Tregion。復興支援を目的として2013年11月にOPENして以来、東北の美味いものに触れたい、復興に向けて歩みを続ける東北の今を知りたい、そんなお客さんが足繁く通っています。また、数ヶ月前にNHKでも紹介されて以来、満員御礼が続いているとのこと。

ちなみに店名の”Tregion”とはスペイン語で『三』を意味する”tres”+『陸(地域)』を意味する”region”を組み合わせたもの。つまり三陸を意味する言葉なんです。

いいたて雪っ娘『大完熟祭』-01

目の前で魚介類が焼かれる網を見ながら、東北の恵みに舌鼓を打てるカウンター席と、仲間で盛り上がるのにうってつけなテーブル席。二種類合わせて30席程度の小さな空間ですが、東北の美味いものを楽しむお客さんの笑い声が響き渡っていました。

いいたて雪っ娘『大完熟祭』-01

さて、この日は大完熟祭という名前に負けないスペシャルメニューを、たっぷり準備しました!

もちろん、メインはいいたて雪っ娘を使った料理の数々。そぼろ餡かけやポン酢あえといった、できるだけ薄着な料理で素材の良さを感じて欲しいというテーマを持ったメニューに加え、身体を温めるほうとう汁、そして10月に開催した畑見学ツアーで、ミシュラン・ビブグルマンで紹介されたお店の料理人が絶賛した新芽の胡麻和え。

そこに、いかにんじんや凍み大根の煮しめといった、雪っ娘の生まれ故郷・阿武隈地域に伝わる伝承料理。飯舘村『までい牛』に南相馬の知る人ぞ知るベーコン。もちろんお酒も阿武隈仕様となっており、これを全部食べれば阿武隈地域の今が見えるといったラインアップでした。

いいたて雪っ娘『大完熟祭』-01

特に驚きの声が上がったのは新芽の胡麻和え。「ほうれん草のようなエグ味がないので食べやすい」といった感想もいただき、来る次のシーズンの新芽が今から楽しみでなりません。

いいたて雪っ娘『大完熟祭』-01

また、渡邊さんや熊谷さんといった生産チームに会うべく、遠方からのお客さんも多数ご来店。

いいたて雪っ娘『大完熟祭』-01

この大完熟祭の開催を知らずに来店したお客さんも、雪っ娘の料理や阿武隈地域の味に箸が止まらない模様でした。

さて、料理が次々と売り切れる中、突然店内の照明が暗くなり…

いいたて雪っ娘『大完熟祭』-01

なんと、渡邊さんの誕生日を祝うケーキのサプライズが!店内一体になって祝福モードとなり、盛り上がりは最高潮に。

こうして幕を下ろした大完熟祭。多くの方に足を運んでいただき、完熟した雪っ娘の美味しさに触れていただけたことへの喜びと、それ以上にかぼちゃ繋ぐ縁の強さを再確認できたことが何よりでした。

いいたて雪っ娘『大完熟祭』-01

来年度も皆様方に喜んでいただけるかぼちゃにすべく、生産チームはもう次のシーズンに向けて畑の準備を進めています。

執筆/撮影 坂本貴秀(Local-Fooddesign)

いいたて雪っ娘通信

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白く輝く薄皮に包まれた、艷やかで色濃い黄色の果肉。ほっくりした食感から生まれる、やさしく濃厚な甘さ。 福島県飯舘村で生まれ、多くの方の手によって大切に育まれてきたカボチャ「いいたて雪っ娘」。 いいたて雪っ娘通信では、美味しさの秘密や成長記録、加工品やイベントの情報など、いいたて雪っ娘に関する物語やお知らせをお伝えします。

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