「雪っ娘」誕生物語・その1

飯館村の未来に向けた指針となる、第4次総合振興計画が制定されたのは平成6年のこと。この中で素敵な田舎暮らしの達人を自薦・他薦を問わず表彰する、『クォリティライフ顕彰事業』が制定されました。

第2回の受賞候補者として推薦された私が出会ったのが、審査員の一人だった菅野元一先生。残念ながら、その時は審査に落ちてしまいましたが第3回に受賞。表彰式の時に「おめでとう!」と声をかけてくださった菅野先生と、運命的な2回目の出会いを果たすことになりました。

「育種改良中のかぼちゃを食味テストをやってほしい」

受賞からしばらくして、菅野先生から私と私の友人(先生は私達を双子と呼んでいました)に渡された、いくつかのかぼちゃ。テストは5段階での評価で味や皮の色や実の色、大きさなどがあったけど、当時の私には何が5で、何が1の基準なのかさっぱりわかりませんでした。

「かぼちゃはどんな風に食べますか?」という質問に、うーん😔 煮物や天ぷら、サラダ、頑張ってもコロッケかな❓そんな事を考えながら、回答用紙をFAXで送ったのでした。ただ、真面目な私は必死に回答したのを覚えてます。基準はわからないけど、なんて美味しいかぼちゃなんだろうというのが第1印象でした。

そして双子の私達に栽培実験をしてほしいと渡されたのが、No2とNo6と番号がふってあった種でした。私はNo6の種を蒔きました。10粒程の種だったと思います。

もう、14年前になろうかと思いますが、これが私がいいたて雪っ娘との関わりの一歩です。

「その2」へ続く