「雪っ娘」誕生物語・その2

「雪っ娘」誕生物語

初めて栽培したNo6のかぼちゃの種からは、約50個位収穫できたと思います。えっ?私にも簡単にできたじゃない!今考えたら凄い傲慢ですよね。でも、収穫時期もわからず、どの位で収穫したら良いのかを聞いて、食べて美味しかった❣️という位の事位しか報告できなかった私でした。この時からは、今の私など到底想像できません。

2年目、菅野先生から渡されたのがNo11の種でした。畑も自由に使えない嫁の時代でしたので、かぼちゃは土手かぼちゃというのだから、加工場の裏の土手下に種を撒こう❣️と挑戦したのでした。

肥料もない土にどの位の肥料を入れたら良いのかもわからない私でした。更に、かぼちゃは日当たりの良いところに栽培するのが良いのですが、西日はあたるからまあいいだろうと、かぼちゃの事よりも舅や姑に気を使わないで出来る事を選択してしまいました。

坪を掘り、堆肥と肥料を入れて作りましたが、今のように芯とめしながらの栽培でもなく、放任主義での栽培でした。当然、収量は少なかったです。

食味試験として、先生からその年は私と双子の片割れともう一人の友人に渡されました。真面目な私はかぼちゃの通信簿を付けて先生に報告をしました。テストというと学生時代のテストを思い出して緊張したのを覚えています。

今、考えたら、かぼちゃに対する評価ですから、評価をする私が先生からの評価を気にしていたのでした。何せ、学校の先生と話をするなんてとても考えられないと思っていた私でしたから・・・こうして後に出来る研究会の前段の関わりは二年間続いたのでした。

「その3」に続く

いいたて雪っ娘通信

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白く輝く薄皮に包まれた、艷やかで色濃い黄色の果肉。ほっくりした食感から生まれる、やさしく濃厚な甘さ。 福島県飯舘村で生まれ、多くの方の手によって大切に育まれてきたカボチャ「いいたて雪っ娘」。 いいたて雪っ娘通信では、美味しさの秘密や成長記録、加工品やイベントの情報など、いいたて雪っ娘に関する物語やお知らせをお伝えします。

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